close

主人公気分♪映画の舞台にもなった!関東の老舗宿

2015.11.10

歴史に彩られた風格とたたずまいの老舗宿は映画に登場したり、モデルになったりすることも。

今回は、「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋のモデルになったといわれる温泉旅館と、
映画「テルマエロマエ」のロケ地として使われた宿を紹介します。

お気に入りを見つけて、映画の気分を味わいに出かけてみませんか?

映画「千と千尋の神隠し」のモデルになったと言われる老舗宿

老若男女問わず絶大な人気を誇る「千と千尋の神隠し」。物語の舞台は八百万の神々が客として集う湯屋。モデルになったと言われる宿は諸説あるが独自の世界観が似通っている2つの宿に注目。

記事配信:じゃらんニュース

積善館【群馬県中之条町・四万温泉】

日本最古の木造湯宿建築。赤い橋の先に広がる幻想的な世界へ。

積善館

ここが似てる?「『油屋』へとつながる橋」
ファンの間でも似ているとの声が多い慶雲橋と本館、元禄の湯がある旧館の建物。朝昼夜と表情を変える景観を楽しんで。

ここが似てる?「千尋を異世界へ誘ったトンネル」

積善館
本館と山荘棟を繋ぐ通路「浪漫のトンネル」。本当に異世界に迷いこんでしまいそうな不思議な気分。

ここが似てる?「千尋とリンが過ごした女中部屋」

積善館
旧館上部の部屋は千尋が油屋で寝泊まりした女中部屋に似ていると言われる。橋のたもとから見上げてみよう

元禄4(1691)年建造で開業から300余年の歴史を誇る「積善館」。本館は現存する湯宿建築として日本最古と伝えられており、太い梁やつやつやと輝く飴色の柱など昔ながらの湯宿建築を今なお色濃く残している。

中でも「千と千尋の神隠し」の世界観を彷彿とさせるのが、朱色の慶雲橋と本館の佇まいだ。橋のたもとに立てば、物語の主人公・千尋が息を止めて湯屋「油屋」へ走るシーンが思い起こされる。さらに館内へと足を踏み入れると玄関、廊下、部屋、風呂…とあたかも現代から別世界へトリップしたかのような空間が待っている。ファンならずとも歴史が醸しだす重厚な建築は必見だ。

一方で宿にこんこんと湧出する湯も多くの人々に愛される実力派。四万の病に効くとされる名湯は古より湯治客を癒やし続けてきた。千尋が過ごした不思議な世界観を想わせる湯屋で名湯に浸かるひとときをどうぞ。

大人気の館内歴史ツアーへ。

積善館
積善館の歴史と建築により深く触れたいなら19代目による館内歴史ツアーに参加を。夕方16時~(所要時間45~50分)※宿泊者は無料(要問合せ)
積善館
アーチ型の窓と高い天井がロマンチックな「元禄の湯」。川底から湧く湯が満ちる
積善館
館内歴史ツアーで見学できる元客室

<おすすめ宿泊プラン>
【人気No.1!美食と美肌の湯を満喫】定番≪こだわり月替わり会席≫贅と心づくしの佳松亭客室でお部屋食
[料金]1泊2食 22680円~
[期間]通年
[部屋タイプ]佳松亭・標準タイプ

■積善館(せきぜんかん)
[TEL]0279-64-2101
[住所]群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
[アクセス]【電車】JR吾妻線中之条駅より路線バス四万温泉行きで40分、終点より徒歩3分 【車】関越渋川伊香保ICよりR353経由で1時間
[駐車場]50台
「積善館」の詳細はこちら

歴史の宿 金具屋【長野県山ノ内町・渋温泉】

現代では存在し得ない、昭和初期特有の木造建築美。

ここが似てる?「物語の舞台となる湯屋・『油屋』」

歴史の宿 金具屋
国の登録有形文化財「斎月楼」。木造4階建ての堂々たる造りは八百万の神様が訪れそうな雰囲気!

ここが似てる?「『油屋』の内観」

歴史の宿 金具屋
湯屋外観の佇まいだけではなく廊下や階段、大広間など斉月楼館内にも映画の世界観を想わせる場所が。
歴史の宿 金具屋

ノスタルジック情緒あふれる石畳の渋温泉街。中でもひと際目を惹く建物、それが金具屋の「斉月楼」だ。

木造の高層建築かつほぼ寸胴に立ち上がり緑色の大屋根が乗っかる建築構造で物語の湯屋とよく似ている。灯りに彩られ闇に浮かぶきらびやかな姿は佇まいまでそっくりだ。

日本文化と西洋の融合、艶やかで華やか…大正〜昭和初期ならでは自由な発想に富んだ異色な建築様式が生み出した賜物と言えるだろう。

歴史の宿 金具屋
客室はすべて異なる意匠
歴史の宿 金具屋
クラシカルな装いの浪漫風呂。館内には8つの浴室があり湯巡りを満喫

<おすすめ宿泊プラン>
「金具屋 建築にこだわる旅」
[料金]1泊2食 20520円~
[期間]通年
[部屋タイプ]少々凝った造りの和室

■歴史の宿 金具屋
[TEL]0269-33-3131
[住所]長野県下高井郡山ノ内町平穏2202
[アクセス]【電車】長野電鉄湯田中駅より送迎車で10分(要予約) 【車】上信越信州中野ICより志賀中野道路・R292経由で20分
[駐車場]30台
「歴史の宿 金具屋」の詳細はこちら

映画「テルマエ・ロマエシリーズ」の
ロケ地になった老舗宿。

現代日本へタイムスリップした古代ローマの浴場設計技師ルシウスが巻き起こす「テルマエ・ロマエ」。劇中には人気温泉地のほか、個性豊かな老舗宿も登場。ローマ人をも感嘆させた湯宿の実力、未体験の人はぜひ湯浴みを。

北温泉旅館【栃木県那須町・北温泉】

大天狗が湯客を迎える、江戸時代から続く湯治宿。

北温泉旅館
思わず泳ぎたくなる広さ!水着着用の「泳ぎ湯」
北温泉旅館
ドバーッと豊富な湯が絶えず注がれる「天狗の湯」

約1200年前に天狗によって発見されたと伝えられる北温泉。劇中では真美の実家として登場。「天狗の湯」に浸かる「平たい顔族」の老人たちの入浴シーンを見て訪れる客も多いのだとか。天狗と古より愛される湯力、ご堪能あれ。

<おすすめ宿泊プラン>
「松の間プラン」
[料金]1泊2食 7700円~
[期間]通年
[部屋タイプ]和室(トイレなし)

北温泉旅館
江戸時代築の松の間
■北温泉旅館
[TEL]0287-76-2008
[住所]栃木県那須郡那須町湯本151
[アクセス]【電車】JR東北本線黒磯駅より路線バスで1時間、大丸温泉より徒歩40分 【車】東北道那須ICより40分
[駐車場]40台
「北温泉旅館」の詳細はこちら

大滝温泉 天城荘【静岡県河津町・大滝温泉】

癒やしのマイナスイオンたっぷり!豪快な滝と一体になる湯浴み。

大滝温泉 天城荘
神秘的な「子宝の湯」

名勝・河津七滝で最大の大滝を15万坪の敷地内に有する絶景露天風呂巡りの宿。主人公・ルシウスが刀傷を癒やすために入浴した「河原の湯」までは山道を歩いて5分ほど。迫力満点の滝を目の前に源泉掛け流し100%の湯を満喫しよう。

大滝温泉 天城荘
落差30mの大滝を目前に眺める「河原の湯」。混浴だが水着着用なので安心
大滝温泉 天城荘
河津川渓流に佇む宿

<おすすめ宿泊プラン>
【TOUJI風】昭和のお宿『天城荘』1泊2食プラン
[料金]1泊2食 17500円~
[期間]通年
[部屋タイプ]和室(10畳)

■大滝温泉 天城荘
[TEL]0558-35-7711
[住所]静岡県賀茂郡河津町梨本359
[アクセス]【電車】伊豆急河津駅より送迎車で15分(要予約) 【車】東名沼津ICよりR136・414経由で1時間40分
[駐車場]50台
「大滝温泉 天城荘」の詳細はこちら

法師温泉 長寿館【群馬県みなかみ町・法師温泉】

ふつふつと湧き出る奇跡の湯。まろやかな肌さわりはやみつきに。

法師温泉 長寿館
世紀の時を経た湯殿「法師の湯」。基本混浴だが20~22時は女性専用
法師温泉 長寿館
猿ケ京温泉の先、静寂の山奥に佇む一軒宿
法師温泉 長寿館
玄関を入ると重厚なロビーが

ひなびた雰囲気が秘湯ムードたっぷりの宿。シンボル「法師乃湯」は1859年完成の大浴場。浴槽の底に敷き詰めた玉石の間から自然湧出の湯が気泡とともに湧き上がる。風情ある湯殿でのエンドロールはこちらで撮影されたもの。

<おすすめ宿泊プラン>
「じゃらん限定」いつも「ありがとう!」しあわせプラン
[料金]1泊2食 16350円~
[期間]通年
[部屋タイプ]和室

■法師温泉 長寿館
[TEL]0278-66-0005
[住所]群馬県利根郡みなかみ町永井650
[アクセス]【電車】JR上毛高原駅より路線バスで終点猿ケ京まで30分、猿ケ京より町営バスで20分、法師温泉下車 【車】関越月夜野ICよりR17経由で40分
[駐車場]30台
「法師温泉 長寿館」の詳細はこちら

宝川温泉 汪泉閣【群馬県みなかみ町・宝川温泉】

開放感あふれる延面積470畳の広さ。古代ローマと繋がった大露天風呂。

宝川温泉 汪泉閣
女性専用の広々露天風呂「摩耶の湯」

手つかずの自然に囲まれた宝川沿いに4つの湯船を持つ汪泉閣。中でも一番大きな露天風呂が真美とルシウスが一緒に入浴したシーンで使われた「子宝の湯」だ。清流のせせらぎをBGMに二人が体感した贅沢な湯浴みをどうぞ。

宝川温泉 汪泉閣
200畳分の大きさを誇る「子宝の湯」。混浴だが女性は湯浴み着の利用可
宝川温泉 汪泉閣
地元に古から伝わる名物料理・熊汁

<おすすめ宿泊プラン>
★映画「テルマエ・ロマエⅡ」ロケ地で<群馬の秘湯湯巡り>★『法師温泉』入浴券付
[料金]1泊2食 15100円~
[期間]通年 [部屋タイプ]本館または東館
※除外日あり、詳細はじゃらんnetにて

■宝川温泉 汪泉閣(おうせんかく)
[TEL]0278-75-2611
[住所]群馬県利根郡みなかみ町藤原1899
[アクセス]【電車】JR上越線水上駅より路線バス宝川温泉行きで35分、終点宝川温泉よりすぐ 【車】関越水上ICよりR291経由で30分
[駐車場]150台
「宝川温泉 汪泉閣」の詳細はこちら

※この記事は2015年10月時点での情報です

じゃらん編集部  じゃらん編集部

こんにちは、じゃらん編集部です。 旅のプロである私たちが「ど~しても教えたい旅行ネタ」を みなさんにお届けします。「あっ!」と驚く地元ネタから、 現地で動けるお役立ちネタまで、幅広く紹介しますよ。

Topics

tag

この記事に関連するエリア

この記事に関連するキーワード