こんにちは!主婦ライターの瞳です
今回のテーマは、赤ちゃんのねんねトレーニング、略して「ネントレ」についてです。赤ちゃんの寝かしつけや夜泣きが続くと「睡眠不足でしんどい」と感じる親御さんは多いのではないでしょうか。
ネントレが成功すれば、親御さんはもちろん、赤ちゃんもぐっすり眠れるようになります。
赤ちゃんの「ネントレはいつから始める?」「生後6ヶ月頃がいいって聞くけどほんと?」などの疑問にお答えしていくので、参考にしてみてください。
-目次-
ネントレはいつから始める?
ネントレとは 決まった時間に赤ちゃんが1人で眠れるように習慣づける睡眠トレーニングのことですが、いつから始めるのがベストなのでしょうか?
ネントレは、「絶対にこの時期にやらないといけない」という決まりはありません!
本章では、ネントレを始めるのに推薦されている目安の時期を紹介します。
ネントレは生後6ヶ月頃から始める
結局のところ、ネントレはいつから始めればいいの?
ネントレを始めるのに推薦されている時期は、昼夜の区別がつき始める、生後6ヶ月頃です。
理由は、生後6ヶ月にもなると昼間はしっかりと起きて機嫌よく活発に遊ぶ時間が増えるためです。また、離乳食が2回に進んでいる子が大半なので、生活リズムや睡眠リズムが整いやすく、ネントレに最適といえます。
とはいえ、生後6ヶ月は目安となる時期なので、赤ちゃんの睡眠リズムが整い、入眠儀式が作られた時期にネントレを始めてみましょう!
基本のネントレ方法(やり方)
ネントレの方法はさまざまですが、有名な「ファーバー式」「ジーナ式」にスポットを当ててご紹介していきます。
「何から始めればいいか分からない」という方は、この2つの方法をまず試してみてはいかがでしょうか。
ファーバー式
ファーバー式は、ジーナ式よりもルールが厳しいのが特徴です><
<ファーバー式の寝かしつけ方法>
- 1.寝かしつけの30分前に授乳やミルク与える
- 2.赤ちゃんを布団に寝かしたら、部屋を暗くする
- 3.ママは別室に移動し、3分.5分.10分間隔で確認する(抱っこはしない)
- 4.入退室を繰り返し、数分ずつ延ばす
<ファーバー式ネントレのルール>
- <授乳・抱っこなどはしない/li>
- 2週間続ける
- 状況が変わらない場合は、時期を変える
最初は、赤ちゃんがギャン泣きして親としては辛く感じると思いますが、そこはなるべく耐えましょう。
途中で、泣いているから抱っこをしてしまうと、「泣いたら抱っこしてくれるんだ」と赤ちゃんは勘違いしてします。せっかくネントレをしても、またふりだしに戻ってしまうので「ネントレをするなら継続する」と心に決めて行うのがポイントです。
ジーナ式
ジーナ式ネントレは、ご飯の時間など赤ちゃんの1日のスケジュールを決めて、毎日の生活リズムを整える方法です。生活リズムが整えば、自然と眠る時間や起きる時間がルーティン化されます。
基本の方法はファーバー式と変わりはありませんが、ルールが少し違います。
<ジーナ式の寝かしつけ方法>
- 1.寝かしつけの30分前に授乳やミルク与える
- 2.赤ちゃんを布団に寝かしたら、部屋を暗くする
- 3.ママは別室に移動し、10分間隔で確認する(抱っこはしない)
<ジーナ式ネントレのルール>
- 1時間たっても泣き止まない場合は抱っこする
- 夜中に起きた場合は、5分様子を見て寝ない場合は授乳をする
- 授乳と睡眠を切り離す
ジーナ式はファーバー式よりもソフトな方法なので、場合によっては抱っこや授乳ができます。
ジーナ式はスケジュールが決まっているので、「外出しづらい」などのデメリットがありますが、うまくいけば1人で眠れるようになりますよ。
2つの方法をご紹介しましたが、赤ちゃんに合わせた方法で試してみましょう。
ネントレ準備の方法
ネントレを成功させるためには、始める前の準備が大事なポイントです。「まだネントレするか迷う…」という方は、まずネントレ準備だけしてから考えてみてはいかがでしょうか?
それでは、簡単にできるネントレ準備のご紹介をします。
ねんねルーティンをつくる
ネントレに入る前に、赤ちゃんの入眠ルーティンをつくります。
例えば、
ご飯⇒お風呂⇒歯磨き⇒絵本の読み聞かせ
などのように、寝貸し付けまでの生活リズムを、毎日繰り返します。
ベッドに寝かしたあとは、同じ歌を聞かせたり、優しい声で「ねんねの時間だよ」と伝えてみましょう。
体調や寝る環境を整える
赤ちゃんが気持ちよく睡眠に入る為には、体調や周りの環境を整えることが大事です。寝かしつけをする前に、下記の赤ちゃんが感じる状態をチェックをしてみましょう。
- 体温や体調
- オムツの不快感
- 空腹やのどの渇き
- 部屋の温度(暑さ/寒さ)
赤ちゃんは、大人よりも基礎体温が高いので、布団やパジャマが暑いと感じることがあります。暑くて機嫌が悪い場合は、薄いパジャマに変えてもいいでしょう。
ネントレで母乳や添い乳の人はどうする?
添い乳や夜間授乳をしている人は、どのようにネントレをすればいいのでしょうか。
赤ちゃんが泣き止まず、「困ったときは、すぐに授乳」をしているママは多いでしょう。
昼も夜も寝かしつけのたびに、授乳をしては疲れてしまいますよね。そこで、おっぱい大好きな赤ちゃんがネントレと成功させるためのポイントを2つ紹介します!
添い乳はやめる!抱っこで授乳してみる
添い乳とは、赤ちゃんと同じ布団で寝ながら授乳をすることですが、断乳をするまでは、夜中に何度も授乳が必要な赤ちゃんは多いのではないでしょうか??
ママとしては、布団から出ずに授乳をすることでまた眠れるので添い乳は楽かもしれませんが、おっぱいが恋しくて赤ちゃんが夜中に何度も起きてしまっては寝不足の原因になります。
寝る時は寝る、おっぱいを飲むときは起きるといった睡眠と授乳を切り離すことが、ネントレを成功させやすくします。
ネントレがうまくできるようになると、赤ちゃんは朝までぐっすり眠れるようになるので、添い乳ではなく抱っこなどで少しずつ慣らしていきたいですね。
3回食が整う生後9ヶ月頃にしてみる
母乳メインのママは、離乳食が3回食になる生後9か月頃からネントレを始めてみてはいかがでしょうか?
3回食になれば、授乳回数が少なくなったり、与える時間が短くなるという方もいます。実際、離乳食をよく食べる子であれば、3回食になったタイミングで、断乳(卒乳)を考える人が増えてくるようです。
卒乳をする場合は、フォローアップミルクなどを飲ませて、離乳食では足りない鉄分などの栄養をしましょう。
おっぱいへ大好きの赤ちゃんは、ご飯をたくさん食べることによって、おっぱいへの執着がなくなってくる子もいるでしょう。「生後6ヶ月だとうまくいかない」と悩んでいる方は、少し時期を遅らせてみてもいいですね。
生後6ヶ月で行うネントレの効果やメリット
赤ちゃんが生後6ヶ月頃になり、ネントレを行うメリットは一体なんでしょうか?
ネントレをはじめると、「赤ちゃんを泣かせてばかりで辛い」「やる意味が分からない」と悩む方もいますよね。
そんなときは、しっかりメリットを意識し、ネントレをすることで「かわいそうだからやめようかな」と悩まずに続けることができるのではないでしょうか。
赤ちゃんとママパパの寝不足解消
やはり1番のメリットは、赤ちゃんと親後さんの睡眠不足が解消すること。
寝不足になると、日中ぼーっとしたり疲れを感じやすくなります。ひどい場合は、記憶力の低下や頭痛の原因に。
体調が不調になるだけでなく、ちょっとしたことでイライラしがちになるので、寝不足になるといいことがありません。
私自身、娘が夜泣きをしていた時期は、寝不足になり次の日はイライラしがちで、旦那に八つ当たりすることもありました。
ネントレが成功すれば、睡眠不足が解消されるだけでなく、気持ちに余裕ができて赤ちゃんに対しても優しく接することができます。
自分の時間が増える
赤ちゃんが1人で寝れるようになれば、寝かしつけする時間が浮くので自分の時間が増えます。
夫婦の時間や、趣味に時間を当てたり、上の子と遊ぶ時間を増やしてもいいですね。忙しいママは、家事をゆっくりできるだけでも嬉しいのではないでしょうか。
まとめ
ネントレはいつから?の疑問にスポットライトを当ててご紹介いたしました。推薦されている時期は生後6か月頃から。
基本のネントレ方法は、ファーバー式とジーナ式があり、それぞれルールが違いますが赤ちゃんの様子見ながら試してみましょう。
ネントレを始める前に「ねんねルーティンをつくる」「体調や寝る環境を整える」など、事前準備をするとスムーズです。
ネントレは失敗することがよくあるので、「難しいな」と感じたら、時期をずらすなどして対応しましょう。
まずは夫婦でネントレについて話し合い、子どもや家庭環境に合った方法で試してみてはいかがでしょうか。