こんにちは 主婦ライターの瞳です
赤ちゃんを出産した直後のママは「ゆっくり休みたい」「ボロボロの体を労わりたい」と思うのではないでしょうか?しかし、そうもいかないのが母子同室です。
出産してから、ほとんど休む暇なく赤ちゃんのお世話がスタートします。きっと、「母子同室が辛い」「赤ちゃんが泣き止まない」「寝れない」と悩んでいる方も多いでしょう。
今回は、そのような悩みがある初産のママさんに「あなただけじゃない」というエールを込めて、私が体験した母子同室を紹介します!
-目次-
母子同室とは
母子同室とは、赤ちゃんを出産したあと入院中に同じ部屋で過ごすことです。
出産後は休む暇なく、赤ちゃんのお世話が始まるで「思っていたより大変」と感じる人は多いでしょう。私が入院した病院は、けっこうスパルタなところで、出産初日から母子同室がスタートしました。
母子同室の開始日は、母子の体調、帝王切開か普通分娩か、そもそも病院によっても異なります。私は普通分娩で幸い母子ともに健康だったので、初日から母子同室でしたが皆さんはどうでしょうか?
私が体験した母子同室の5日間を紹介するので、どなたかの参考になれば嬉しいです。
母子同室が辛い!初日は寝れない
私は、陣痛8時間の普通分娩で、朝の4時に第一子を出産しました。
コロナ前だったので旦那と母が立ち会いのもと、初めての出産は無事に健康な赤ちゃんが産まれて、幸いなことに母子ともに健康でした。
(母子同室1日目)トイレとお風呂に入りすっきり
朝方に出産したので、部屋に移動できたのは朝の5時でした。部屋に着くなり、まずトイレをするように言われます。
産後のトイレは「怖くてできない」という方もいるみたいです。痛みの度合いは人それぞれですが、私の場合ピリッとしみるような痛みが少しあり、生理のように血が出ました。
それと、小さいレバーのような塊(悪露)も流れ出てきてびっくりしたのを覚えています。出産後の初めてのトイレの痛みは、個人差があるので「全く痛くない」という方もいれば「痛すぎてトイレができない」という方もいます。
トイレをしたあとは、割と体力があったので、そのままシャワーも浴びてすっきりしました。
(母子同室1日目)朝ごはんを食べて睡眠
シャワーを浴びたあとは、すぐに朝ごはんの時間になりました。ここまで出産ハイでアドレナリン出まくりだったのですが、ご飯を食べたら急に眠気がやってきます。
徹夜での出産ということもあり、疲労と眠気がMAXでした。赤ちゃんは助産師さんに預かってもらっていたので、出産初日はお昼まで寝かせてもらいました。
(母子同室1日目)辛い母子同室がスタート
午前中は寝かしてもらい、お昼を食べたあとついに、母子同室がスタートします。「え、母子同室って初日から始まるの?」と思いましたが、私は普通分娩で身体の調子が良かったのもあり、慌ただしく始まりました。
病院によっては、出産当日は1日赤ちゃんを預けて身体の回復を優先させるという病院もあります。(ちなみに第2子を出産した病院では、1日赤ちゃんを見てくれました)
助産師さんより赤ちゃんのお世話指導
ついに、赤ちゃんが部屋にやってきました!
第一子という事もあり、お世話の仕方はまったく分からない私は、助産師さんから赤ちゃんのお世話を教わります。
どれも初めての作業。
助産師さんがお世話指導の際に、「母乳が出るように、ミルクよりできるだけおっぱいを吸わせてね!」
とアドバイス?をもらい、「よし!頑張るぞ」と気合を入れて母子同室がスタートします!
(母子同室1日目)泣き止まない赤ちゃん寝不足で辛い
産後、はじめて赤ちゃんと2人きりになります。
「可愛いなぁ」と思う反面、「1人で赤ちゃんのお世話ができるの?」不安な気持ちもありました。
赤ちゃんの命を預かっている責任と、泣き止まない赤ちゃんのお世話でプチパニックになります。
(母子同室1日目)ほぼ徹夜で朝を迎える
母子同室初日、ほぼ寝れませんでした。。
1時間寝れたかな?ってくらい、ほんとに寝れなくて、あっという間に朝になっていたのを覚えています。(笑)
「ミルクよりもなるべくおっぱいを吸わせてね」という助産師さんの言葉を素直に聞きすぎて、出ないおっぱいをひたすら吸わせていました
もちろん、赤ちゃんはお腹いっぱいになるわけもなく、泣き止まないので負のループ。今思えば、「初日からおっぱい出るわけないのに…」という感じですが、初産だったのでとにかく助産師さんの言う通りにしていました。(笑
赤ちゃんが泣いてる理由が分からなかった私は、夜中ずーっとずーーーーーーっと抱っこで部屋を徘徊。という感じです。
母子同室1日目がこれで終了です。こんなにも眠れないのかと打ちのめされましたね。。
母子同室2日目
ほぼ寝れない状態で母子同室2日目がスタート。
うちの子は、ベッドに置くと泣いてしまうタイプだったので夜中もひたすら抱っこ。今思えば、腱鞘炎になっていたと思います。
(母子同室2日目)朝6時 助産師さんに預ける
朝、だいたい6時くらいに助産師さんが巡回しにきます。
助産師さんの声掛けにも、うまく対応できずベッドから起き上がれませんでした。
助産師さんがフラフラな私を見て、「午前中だけ赤ちゃんを預かろっか」と気を遣ってくれて甘えることに。そのおかげで、お昼まで爆睡することができたので、ほんとに助かりました。
母子同室になると、「助産師さんに赤ちゃんを預けにくい…」という意見も聞きますが、私はそんなの言ってられなかいくらい無理でしたね(笑)
ほんと産後の疲れもまだあるのに、泣き止まない赤ちゃんがいるって大変。
(母子同室2日目)13時 母子同室再開
タオルぐるぐる巻きになって戻ってきました。(笑)
<おひな巻き>といって、赤ちゃんが安心する巻き方みたいです。
うちの子は、周りの子よりよく泣いてたので、助産師さんが「落ち着くように」とタオルを巻いてくれました。母子同室2日目も、母乳が出ないおっぱいひたすら加えさせて、だっこで部屋をいったりきたり。
今思えば、母乳が出ないんだから「ミルクをあげればいいのに」って思うのですが、助産師さんの「母乳が出るように、吸わせてね!」という言葉を守りまくってました。そして初日に引き続き、1時間うたた寝した程度で朝を迎えることになりました。
母乳って産後すぐ出るわけではないんですよね><
母子同室3日目 母と面会
あっという間に、母子同室が3日目に入りました。
こんなに体力がいるなんて、産前は思ってもいませんでしたね。
(母子同室3日目)朝6時 助産師さんに預ける
朝、助産師さんが巡回がはじまります。
この日も限界を超えた私の疲労に気づいた助産師さん、「今日も預かるよ~」といって、午前中赤ちゃんを預かってくれました。
夜中、ずっと抱っこしていたので軽く腱鞘炎になってるし寝不足だし…正直、しんどかったです。
赤ちゃんを預けている間に、昼まで睡眠をとります。
(母子同室3日目)13時 母が面会に来た
入院中、初めての面会です。私の顔を見た母は、「あんた、大丈夫?」と心配していましたね。(笑)
「赤ちゃんが抱っこしてないと寝なくて、私は全然寝れない」「抱っこで腕が辛い」と悩みを話しました。母は、「私がいる間、横になってな」と言ってくれたので、少しの間仮眠をとっておきました。
面会も終わり、この日も抱っこで部屋を歩きまわり朝を迎えることに。初産で赤ちゃんのお世話に慣れてなかったので、何で赤ちゃんが泣いてしまうのか分からなかったんでね。
当時は「どうして泣き止まないの?」と自暴自棄になっていましたが、今思えば、お腹いっぱいになってないだけだと思います。(笑)
母子同室4日目
ここまでくると、疲労と睡眠不足で記憶もあいまいな感じの私。
毎度のごとく、助産師さんが気を遣って午前中赤ちゃんを預かってくれます。この日の午前中も、赤ちゃんを見てもらっている間は仮眠をさせてもらいました。
(母子同室4日目)13時 旦那と義理両親の面会
面会よりも「正直寝かしてくれ」って感じでした。(笑)
あんなに楽しみにしていた面会も、疲れ果てた姿を見せるだけになってしまいました。
(母子同室4日目)17時 おっぱいマッサージ
ずっと、母乳の出が悪かったのでおっぱいマッサージをしてもらいました。いままでほとんど出てなったみたいで、マッサージしたあとは少しづつ出るように!
この日、初めて赤ちゃんが2.3時間まとめて寝てくれたんです。母子同室4日目にして、おっぱいが足らなくて泣いてたことに気づきました。(笑)
母子同室5日目 退院
最後の朝ごはんを食べて、旦那のお迎えで帰宅しました。
本当は、メイクぐらいしたかったのですが、そんな余裕がなくてスッピン。
私のようにまったく余裕がない人もいるので、「自分だけ…」と悩んでいる方がいれば、それは違うので安心してくださいね。
ちなみに下の子が産まれた時は、母子同室でも化粧をする余裕がありました。初産の母子同室は全部が初めてなので辛いんですよね。
しんどいだけじゃない!母子同室メリット3つ
母子同室は辛いと感じる人は多いかと思いますが、実はメリットがたくさんあります。
ここでは、母子同室で過ごした場合のメリットを3つ紹介するので、「しんどい」と感じている人はチェックしてみてくださいね。
赤ちゃんのお世話の練習ができる
産後すぐのお世話は身体も痛いのに辛いですが、退院後のお世話が楽になります。特に、初産でお世話の仕方が分からないママにとっては、予行練習になるので退院後も安心です。
母子同室で教わったことを家族にも伝えられることで、正しい知識でお世話ができるようになりますよ。
新生児室に行かなくても授乳ができる
母子同室は赤ちゃんがそばにいるので、赤ちゃんのタイミングで授乳やミルクを与えることできます。
しかし母子同室でない場合は、頻繁に授乳室へ足を運ばないといけません。授乳室は他の人もいるので「集中できない」と感じる人も中に入るでしょう。
私は個室だったので、母子同室でゆっくり授乳やよこになることができたのは良かったなと感じています。
産後すぐに赤ちゃんと一緒にいれる
母子同室のメリットは、産後すぐに赤ちゃんと一緒に入れることです。一緒に過ごすことで以下のメリットがあります。
- 傍に入れる安心感がある
- 寝顔を見て癒される
- ゆっくりお世話ができる
生まれたばかりの赤ちゃんは、少しずつお顔が変わっていきます。「昨日より可愛くなったな」「また顔かわった」と感じることができるのも嬉しいポイントです。
まとめ
長くなってしまいましたが、母子同室の5日間について紹介しました。
現在入院中の方に言いたいのは、家に帰ったら気軽に赤ちゃんを預けることができないので、「今のうちに甘えてください」ということ。
産後の入院中くらい、身体を休めて赤ちゃんを預かってもらうのもありですよ。
とはいえ、初産で慣れない赤ちゃんのお世話が辛くても、母子同室の辛い入院期間で母は強くなれるのは間違いなし。
今はコロナで面会や立ち合い出産もできない病院が多いかと思いますが、周りの人に甘えて少しでも体を休めてください!
ではでは